A-8 住民力

中山間地からの発信 住民ってすごい!!

つぶやきをひろい実現につなぐ そこにはみえないコーディネーション力が

日時:3月3日(土) 14:00〜17:30

定員:20名

対象:

*生活支援コーディネーター

*住民コーディネーター 

*住民力に関心のある方

護保険制度 改正により新しい総合事業に取り組む事になった中山間地域の小さな村社協。これまで介護保険事業と村からの委託事業が中心でやってきたからさあ大変!住民同士の支えあい、住民の力が見えていない。地域の声を聞いてこなかった。そんな社協のコーディネーターが地域の方の一言がきっかけとなり、あらためて地域の輪に入れてもらい、つぶやきを『聴く』ことで、気づかなかった住民のくらしや知恵がみえてきた。この分科会では、事例を通してコーディネーターの悩みや課題解決について一緒に考えます。


事例発表者

三水 恵さん
小川村社会福祉協議会 ボランティアコーディネーター

 

平成20年に縁あって小川村に富山県から嫁いで小川村住民になりました。平成21年に小川村社会福祉協議会に入職。以来ボランティアコーディネーターや地域包括支援センター業務などに携わっています。結婚前も地元の社会福祉協議会で地域づくりに奮闘し、社協歴は○○年。地域の風土や歴史が違っても、大切にするものは一緒だなと感じています。そして、年数を経た今でも“日々勉強、日々新鮮。”地域の声を大切に“をモットーに地域のみなさんと共にあったかい地域を作れたらと思っています。


事例発表者

坂口 和代さん
小川村社会福祉協議会 生活支援コーディネーター

 

平成24年に、小川村社会福祉協議会入職。長野市出身長野市在住。縁もゆかりもない小川村で、なぜか地域福祉を担当。「私でいいのか?」と日々悩みながら仕事をしています。でも“よそ者だからこそ見えるものがある”と信じて奮闘中。特技は、他でやっている事業をマネすること。知識も技術もないけれど、失敗経験だけは豊富。支えてくれる、先輩、仲間たち、そして地域のみなさんに感謝しながら、小川村の課題や宝を発見中です。


パネラー

吉田 とし子さん
小川村住民

 

小川村に嫁いで約50年、川上村生まれ。農業を続けるなかで、食と命のつながりに気づき、長野県農村生活マイスターの認定を受ける。農業の大切さを、地域のなかで伝え学んでいます。人とおしゃべりすることが好きで、身近な困っている人をほっておけない性格です。気づき・受け止め・つなぎ・支え合うことを、日常生活のなかで普通にやっている、普通の小川村民。口癖は「私たいしたことしてないよ~」。最近、介護保険制度が変わったことを知って驚いている。


パネラー

大塚 一さん
小川村みんなのたまり場実行委員会

 

平成18年に、東京から小川村にIターン。人里離れた古民家で悠々自適な生活を送っています。移住した現在でも、現役時代の経験から技術者として仕事を依頼されることも多いですが、趣味の登山・渓流釣りを楽しみながら、村内外のボランティア活動にも積極的に係わっています。様々な活動を通じ、村の生活課題に気づいたことをきっかけに、仲間とともに平成29年「みんなのたまり場」を立ち上げる。「助け合い・心遣い・近所・地域」を大切にした、居場所の仕組みづくりに取り組んでいます。

 

※同団体よりほか3名参加


パネラー

滝沢 静子さん
長野市中条地区生活支援グループなかちゃん 会員

 

長野市の西に位置する中条地区。虫倉山のふもとの集落に住んでいます。ここは高齢化率100%。住み慣れた地域、なじみの顔と風景の中でずっと暮らし続けたいと願っています。でも、年を重ねればできないことも増えてくる。日々のちょっとした困りごとを助け合うことで安心して暮らしていける。そんな願いを叶えるために「困ったときはお互いさま」のしくみ『中条生活支援グループなかちゃん』を自主グループとしてスタートさせたのは平成15年。「なかちゃん」は地域の縁結びの役目もしています。


コメンテーター

片桐 美登さん
長野県社会福祉事業団西駒郷 地域移行推進課 アドバイザー

 

1955年大鹿村生れ。病院勤務、障害年金暮らしを経て、1996年駒ヶ根市社会福祉協議会就職、地域福祉に従事。2015年3月定年退職、同4月上伊那圏域障害者総合支援センター所長。2017年3月に二度目の退職。現在、西駒郷地域移行推進課アドバイザー。

趣味は水彩画、公民館水彩画教室講師、長野日報等に連載。本やパンフレットの挿絵を担う。共著「からい大根とあまい蕪のものがたり」


ファシリテーター

黒岩 秀美さん
長野市中条地区住民自治協議会 生活支援コーディネーター

 

平成5年に、中条村社会福祉協議会に入職。平成22年、中条村は長野市に合併。現在は、中条地区で生活支援コーディネーターとしての役割も担っています。村の頃に住民のみなさんと創ってきた活動が合併後も生きていると感じます。制度やサービスだけではない、日ごろの小さな活動をみつけ、支え、住民力が発揮できるよう側面支援することを心がけています。生活課題に自分たちが気づき行動する「なかちゃん」のしくみを大事にしたいと思います。地域福祉=地域づくり=地域力だと感じます。



【担当】

小林 ひと美(長野市社会福祉協議会)

松山 裕幸(長野市中部地域包括支援センター)

坂口 和代(小川村社会福祉協議会)

黒岩 秀美(長野市中条地区住民自治協議会 生活支援コーディネーター)